「オンライン完結ファクタリング」とは?メリットと利用上の注意点まで解説
目次
オンライン完結ファクタリングは、ファクタリング会社の担当者と実際に会う必要がなく、オンラインだけで完結することができます。もちろん、一般的なファクタリングと同様、取引先に知られることなく、債権譲渡登記も原則不要です。
この記事では最近普及してきているオンライン完結ファクタリングのメリットや注意点を詳しく解説していきます。
オンラインファクタリングとは?
オンラインファクタリングは、オンラインだけで完結するファクタリングです。従来のファクタリングは担当者と面談をする必要がありました。交通費などのコストがかかる、入金までトータルでかかる時間が長いなど、さまざまなデメリットがあります。オンラインファクタリングは、スマホやパソコンを使ってオンライン上で完結するため、面談の必要がありません。コストや入金までの時間を削減することが可能です。
オンラインファクタリングの特徴を解説
オンラインファクタリングは申し込みから資金が振り込まれるまで、オンラインのみで完結します。従来のような面談や郵送での申込みの場合、審査に入るまでに時間がかかるのですが、オンラインであれば審査までの時間が短く、その日のうちに手続きが完了して入金されることもあります。
また2者間ファクタリングであっても、人件費がかからないため従来のファクタリングより手数料が安く、数%という3社間ファクタリング並の料金設定をしている業者も増えています。
オンラインファクタリングが増えている背景
オンラインファクタリングでは面談がないので交通費がかからず、郵送料も必要ないため、コストを削減することができます。資金繰りに困られている方にとってはこれだけでも大きなメリットと言えます。また最短即日で入金される可能性も高いことから、早急に資金が必要な企業を中心にオンラインファクタリングの需要が高まっています。
オンラインでの申し込みのため対面式よりも申し込みのハードルが低く、手軽に利用しやすいこともポイントの1つです。
オンラインファクタリング業者は大きく2種類
オンラインファクタリング業者には大きく「通常ファクタリングとオンラインの両方を提供する会社」と「オンラインに特化した会社」の2種類に分けられます。それぞれの違いについて見ていきましょう。
通常ファクタリングとオンラインの両方を提供する会社
多くのファクタリング会社では従来型の面談や郵送による申し込みを受け付けつつも、オンラインでの申し込みにも対応しています。申込者によっては、「直接会った方が楽」「対面で話したほうが安心」「ネットでの申し込みだと抵抗がある」という方もいらっしゃいます。そういった方のため申し込み方法を選ぶことができるようになっているのです。
オンライン特化型の会社
ファクタリング会社の中にはオンライン専門の会社もあります。オンライン特化型の会社のほうが、審査がスムーズである傾向が見られます。オンライン特化型のファクタリング会社を利用することで、面談の必要がないので交通費がかからない、入金まで早い、人と会わないので感染症にかかるリスクを抑えられるといった、さまざまなメリットを享受することができます。
オンラインファクタリングのメリット
これまでさっくりとオンラインファクタリングのメリットについても所々で言及してきましたが、ここで今一度整理してみましょう。以下のような利点が挙げられます。
オンラインファクタリングの8つのメリット |
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短時間で現金化が可能 |
交通費などのコスト削減ができる |
場所を問わず利用可能 |
24時間申し込み可能 |
非対面で新型コロナ感染対策が可能 |
オンライン完結: 手続きがオンラインで完結するため、対面でのやり取りや郵送による書類提出が不要です。 |
手数料の低さ: 審査や手続きの効率化により、従来のファクタリングに比べて手数料が低く設定されている場合が多いです。 |
即日入金の可能性: 全てのプロセスがオンラインで行われるため、最短で即日入金が可能なケースもあります。 |
短時間で現金化が可能
対面でのファクタリングの場合、会社に行くまでに時間がかかります。それだけでも大きな時間のロスです。担当者によっては数日待たされる可能性もあります。面談が不要となるオンラインファクタリングの方が審査までに時間がかかりません。必要書類がそろっていれば最短即日で売掛債権を現金化することができます。
交通費などのコスト削減ができる
面談をする場合はファクタリング会社に訪問するための交通費が必要です。郵送で申し込む場合は書類を郵送する費用がかかります。オンラインファクタリングであれば、これらのコストは必要ありません。
場所を問わず利用可能
面談に行く場合は、行ける範囲でファクタリング業者を選ぶ必要があります。ファクタリング業者は首都圏に多く、地方に住んでいる場合は利用できない場合があります。特に福岡から東京の会社まで面談に行くためには飛行機か新幹線を使わなければならず、現実的ではありません。しかしオンラインファクタリングの場合は、場所を問わず利用できます。選択肢が拡がり、条件が良い業者・ご自身に合った業者を利用できる可能性が高まります。
24時間申し込み可能
オンラインなので申し込みは24時間可能です。審査自体は営業時間内に行われますが、必要書類を前もってそろえて提出しておくことで、審査までの所要時間や入金までの所要時間が短くなります。
非対面で新型コロナ感染対策が可能
オンラインファクタリングでは人と会うことがないので新型コロナ感染対策にもなります。コロナ禍の影響によって資金が苦しい方も多いかと思います。その上コロナウイルスに感染してしまえばより困窮することになってしまいます。オンラインファクタリングであれば安心です。
オンラインファクタリングの注意点
ここまでオンラインファクタリングのメリットについてご説明してきましたが、以下のような注意点もあります。オンラインファクタリングに申し込む前に、以下の事柄も念頭に置いてください。
オンラインファクタリングの5つの注意点 |
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良くも悪くもAI審査である |
融通が利かない |
信頼関係の構築が困難 |
スタッフの対応が受けられない可能性がある |
デジタル対応の必要がある |
良くも悪くもAI審査である
従来型のファクタリングであれば、売掛先の信頼性が高ければ審査に通る可能性が高いです。人が審査をするので、良い意味でゆるい部分もありました。しかしオンライン完結ファクタリングはAI審査であるため非常にシビアで、少しでも引っかかる部分があると利用できない可能性があります。
融通が利かない
従来の面談型であれば、担当者が融通を利かせてくれる場合があります。たとえば多少書類に不備があってもそのまま通ることもありました。一方でオンライン完結ファクタリングは手続き方法なども指定されたとおりに行わなければならず、融通が利きにくい面があります。
信頼関係の構築が困難
人と人との取引では取引内容以外にも信頼関係が重要になります。長期的また定期的に利用していれば条件がよくなったり、審査が甘くなったりすることも珍しくありません。2回目以降は必要書類が減ることもあります。しかし、オンラインファクタリングの場合は「信用」よりも「正確さ」が重視され、「長いお付き合いだから」は通用しない面があります。
スタッフの対応が受けられない可能性がある
特にオンライン特化型の会社では、スタッフによるサポートが受けられない場合もあります。不明な点があった場合、窓口に問い合わせなければならず、慣れていないと結果的に入金が遅れる場合があります。
デジタル対応の必要がある
オンライン完結ファクタリングは、全てオンライン上で書類を処理するので、書類をデータ化し、それを送信しなければなりません。電子署名ツールなども用意する必要があります。慣れている方ならいいのですが、普段パソコンを使わない方は必要書類をそろえるだけでも苦労する可能性があります。
オンラインファクタリングの利用時の必要書類
オンラインファクタリングを利用するためには、以下のような書類が必要となります。
- ファクタリング申込書
- 売掛先情報
- 請求書
- 通帳コピー(3か月分)
- 本人確認資料
- その他、請求書に付随する資料
オンラインファクタリングに向いているケース
オンラインファクタリングに向いているケースとしては、以下のようなものがあります。
- ファクタリング会社が近くにない:
地方に拠点を置く企業や、近くにファクタリング会社がない場合に便利です。 - コストを抑えたい:
手数料が低く設定されているため、コストを抑えつつ資金調達を行いたい企業に適しています。 - すぐに現金を調達したい:
緊急で資金が必要な場合や、スピーディーな資金調達を望む場合に有効です。 - 少額の売掛債権が多い:
少額の売掛金でも手軽に現金化できるため、小規模な取引が多い企業に適しています。
オンラインファクタリングは、これらのケースに当てはまる企業にとって、資金調達の有力な選択肢となり得ます。
しかし、サービス提供会社によって条件やサービス内容が異なるため、利用前にはしっかりと比較検討することが重要です。
[結論]結局どう使えば良いの?
従来の対面式のファクタリングと、オンライン完結のファクタリング。それぞれにメリット、デメリットがあります。そのため、用途によって適切に選ぶ必要があります。
用途による使い分け | |
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何度も利用する場合 | 単発利用の場合 |
オンライン対応もできる通常のファクタリング会社 | オンライン特化型ファクタリング会社 |
たとえば何度も利用する場合はオンライン対応もできる通常のファクタリング会社、単発の場合はオンライン特化型ファクタリング会社を利用するといったように使い分けをすることで、スムーズかつ有利に資金調達ができるようになります。
ワンランク上のファクタリング業者の選び方!
~ファクタリング会社の規模で考える~
ファクタリング会社は現在非常に多くなってきており、デジタル化の流れで大手から中小規模の業者まで、多くがオンライン対応を導入しています。
大手のファクタリング会社は安定感がありますが、それ故にルールや規定が厳格に運用されていて、融通が利きにくいという側面もあります。また従業員も多いため、その時の担当が良くても退職や人事異動で担当が変わると対応が変わってしまうこともあります。
中小規模の業者は大手と比較すると融通が利きやすく、担当変更も頻繁にあるわけではないので、対応がコロコロ変わる心配は少ないです。信頼関係ができるとさらに融通が利くようになることもあります。そのため、柔軟な中小企業を選ばれることをおすすめします。
ファクタリング会社での融通って具体的には?
ファクタリング会社における融通とはどういうことでしょうか?主に以下の3点が挙げられます。
「融通が効く」の具体的な例 |
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急ぎの時に素早く入金してくれる |
手数料を負けてくれる |
資金改善の相談にのってくれる |
ただし、これは誰にでもというわけではありません。お客さまと担当者との信頼関係が構築できていることが前提となります。ファクタリング会社としてもお得意さんとの関係は継続したいという思惑があるため、関係が築けると「◯◯さんだから」というように融通が利くようになります。また、実績があれば信頼性も上がり、審査が早くなります。
但し中小企業だからこその注意点!
前章で中小企業のファクタリング会社をおすすめしましたが、中小企業だからこそのデメリットもあります。
中小規模のファクタリングでは闇金系の業者が参入している可能性があります。ファクタリング会社の皮をかぶっていたけど、実態は違法な闇金だったというケースもよくあるので十分注意するようにしてください。
闇金でなくても、ぼったくりのような業者もあるので注意が必要です。例えば他のファクタリング会社と比較をして、手数料が大幅に高い場合などは注意が必要です。ファクタリングは高くても10〜15%ですが、悪徳業者だと30%以上もの法外な手数料を請求してくる場合もあります。
悪徳業者や闇金を見極めるポイントは本社や営業所などの事業所住所がホームページなどに掲載されているかどうかです。特に闇金業者は、住所を記載していないケースが多いです。このほかにもノンリコースであること、売掛債権の他に担保など要求をされないかなどを確認することが大切です。
【最安2%~9.8%!】オンライン対応・最短5時間で現金化が可能です
ファクタリングは、売掛債権を現金化することができます。請求先の企業の信頼度によっては、即日に現金化される可能性もあります。特にオンライン完結ファクタリングであれば入金までの時間がさらに短くなり、コストを抑えることができます。
ファクタリング会社は数多くありますが、中小規模の業者のほうが、融通が利く場合が多いのでおすすめです。しかし中には、闇金や悪徳業者も存在するので十分注意しましょう。
富士桜フィナンシャルはオンライン完結・対面ファクタリングともに対応しております。オンラインの場合は最短5時間で入金可能。償還請求権なし(ノンリコース)で安心。手数料は最安2%~と業界内でもかなり割安です。信頼関係を大切にし、長期的にお取引をさせていただいているお客さまも数多くいらっしゃいます。
福岡に本社がございますが、オンラインでもお申し込みいただけるため、九州全域、全国のお客さまも対応可能です。
オンラインファクタリングに関するよくある質問
オンラインファクタリングに関するよくある質問集をまとめました。
これらの質問は、オンラインファクタリングの利用を検討している方々から頻繁に寄せられるものです。
オンラインファクタリングは、インターネットを通じて売掛金の現金化を行うサービスであり、迅速な資金調達が可能です。
- Q.オンラインファクタリングはどのような人に向いているのか?
- A.オンラインファクタリングは、迅速な資金調達を必要とする法人や個人事業主に適しています。特に、地方に拠点を置く企業や、すぐに資金が必要な場合、少額の売掛金を持つ企業にとって有効な手段です。
- Q.オンラインファクタリングでは自社の経営状況も審査されるのか?
-
A.
はい、オンラインファクタリングの申込み時には、売掛債権の質だけでなく、申込み企業の経営状況や信用状態も審査の対象となります。これにより、ファクタリング会社はリスクを評価し、取引の可否を決定します。 - Q.オンラインファクタリングの入金までの流れはどうなっているか?
-
A.
オンラインファクタリングのプロセスは、申込みから審査、契約、そして入金まで、全てオンライン上で完結します。申込み後、必要書類をデジタルで提出し、審査を受けます。審査通過後、オンラインで契約を結び、売掛金がファクタリング会社によって買い取られ、その後入金されます。多くの場合、プロセスは迅速に進み、最短即日での入金が可能です。
さいごに
オンラインファクタリングは、資金繰りの課題に直面している企業にとって、効果的な解決策の一つです。
しかし、サービスを利用する際には、手数料や契約条件、審査基準などをしっかりと理解し
、自社にとって最適なファクタリング会社を選ぶことが重要です。
資金調達のニーズに応じて、オンラインファクタリングを賢く活用しましょう。