ファクタリングの歴史と現在までの流れ|福岡ファクタリングサービスの富士桜フィナンシャル

ファクタリングの歴史と現在までの流れ

2020年10月27日 【 ファクタリングサービス

みなさん、こんにちは。富士桜フィナンシャルです。

コロナ以降、より利用が増えつつあるファクタリングですが、今後の動向について今回はお伝えしてまいります。まずは、予備知識として、ファクタリング の歴史について簡単に解説します。

ファクタリングの歴史と日本で浸透しづらかった理由…

ファクタリングの歴史は古く、14世紀~16世紀にかけて誕生したといわれています。当時のイギリスで、衣料品などを対象に現金の前貸しを行ったのが始まりといわれています。

18世紀に入ると、イギリスからアメリカに移住した人向けにも、毛織物の売買手段としてファクタリングが利用されるようになりました。

19世紀から売掛債権を資金化するファクタリングが始まり、金融サービスとして活用されるようになりました。その後、20世紀初頭にアメリカで発展し、日本に伝来しました。

ファクタリングがアメリカから日本に伝来したのは、1970年ごろです。

当時の日本では、第一勧業銀行などの都市銀行系子会社が金融の中心となり、手形取引や手形割引が一般的に行われておりました。

そのため、ファクタリングの認知度は向上しませんでした。

ファクタリングの仕組みが手形取引よりもわかりにくかったこと、信用取引において売掛債権を取引すること自体にあまりよい印象がなかったことも、ファクタリングが流行らなかった原因です。日本に伝来した当初流行らなかったファクタリングがなぜ、日本で浸透し始め、現在のように一般的な資金調達方法として普及した理由は、主に2つあります。

①手形取引の衰退

手形の取引高は、1990年の約4,797兆円をピークに、バブルが崩壊した1991年以降は急激に減少し、2017年の手形取引高は約374兆円と、ピーク時の7.8%程度にとどまっています。手形取引は減ってきた事には、大きく2つの理由があります。

「コストがかかってしまう」

1つ目は、手形取引にコストがかかることです。手形を発行する際には、手形用紙を銀行から購入し手形印紙代を支払う必要があり、さらに、換金する際にも手数料が発生するので、決してコストが安いわけではありません。

「流動性が高くない」

2つ目は、流動性が高いとはいえないことです。手形割引は債権の一種なので、手形に裏書きをすればそのまま取引先に譲渡することが可能になってしまいます。しかしその額面を変更することはできないので、取引先への支払方法としては少々不便です。また、手形の紛失・盗難リスクが常にあること、手形の不渡りが発生した場合に資金の回収が難しくなることで流動性が下がることも、手形割引の減少要因でした。

②政府による法整備

バブル崩壊以降、手形割引の衰退により売掛債権の現金化が難しくなってきたため、新しい現金化方法が模索されるようになり、その結果、199810月に「債権譲渡特例法」が施行。「債権譲渡登記制度」が定められたことで、ファクタリングの普及に取り組む姿勢が打ち出され、追い風となりました。また、2005年には「債権譲渡登記制度」が改正され、さらに円滑に手続きできるよう整備されます。

これによって債権の二重譲渡トラブルが減少し、より債権譲渡をしやすくなりました

日本におけるファクタリングの現状

今ではIT化により、より契約しやすい環境ができたり、国境の垣根を超えた国際ファクタリングがあるなど、ファクタリングは未だに発展し続けています。そして、日本では手形取引の衰退や法整備、さらに、コロナ以降、確実に資金調達をする際の選択肢の一つとしてファクタリング の認知は急激に上がりました。その中でも現在は、2社間ファクタリングの活用が目立っています。その背景には、売掛先の承諾が必要なく、なおかつ早期に資金化ができるという2社間ファクタリングの性質が大きく関わっていることが挙げられます。また、売掛債権の譲渡は良くないというイメージが日本で先行しているの事もあり、3社間より、2社間が活用される要因として考えられます。

悪徳業者もいる

2社間ファクタリングを活用している企業が増えてきたために、「法外な手数料の設定」「ファクタリングを隠れ蓑にした実質的な貸金のフロー」などを行う悪徳のファクタリング会社も、少なからず存在します。しかし、日本におけるファクタリングの歴史の浅さも、もしかしたら関係しているのかもしれません。ですので、人気な2社間ファクタリングを活用する際には、信用の置けるファクタリング会社をまずは選定することが、とても重要になります。まずは、そこから始めましょう。

成長し続けるファクタリング業界!

これまでの日本における買取ファクタリングの実績をみると、1995年は約1,600億円、1999年は4,500億円、20038,000億円、現在は国内売掛金総額90兆円に対する約1割の9兆円産業へと業界が発展している状況です。ファクタリングは日本では取引規模はまだ小さいものの、これからさらに債権流動化が活発化することで、ファクタリングは日本でも有数の資金調達方法に成長すると見込まれております。さらにファクタリングは政府も推奨している資金調達方法ですので、資金繰りを改善させる方法の1つとして、今後の動向に注目すべきでしょう。

弊社、富士桜フィナンシャルでは、そういった不安や疑問に全面的にお答えし、御社を全面的にサポートさせていただきます。

さらに、地方にある企業様含めたニーズにお応えすべく、弊社“富士桜フィナンシャル”では、【富士桜フィナンシャル東京オフィス】【富士桜フィナンシャル大阪オフィス】【富士桜フィナンシャル福岡オフィス】【富士桜フィナンシャル北海道オフィス】と、全国のお客様の要望に応えるべく、各主要都市にオフィスを構え、4つのオフィスでの情報を共有し、そこで収集した弊社独自の情報を元に、最適な“コンサルティング業務”をお客様に提供しております。そして、着金まで、最短わずか5時間で対応する電子契約書を導入し「スピード」かつ「手軽さ」にも対応する、全国対応型のファクタリング会社です。

全国からも幅広くお問い合わせを頂いております。ご多忙の方のために出張も行っております。「顧客第一主義」でお客様のお役に立てればと思っていますので、よろしくお願いいたします!

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